先日のセミナー後にいただいたメールです
 今月のセミナーが、今度の日曜日なので、その前に日記に書いてみんなにも意見聞きたいと思いました。
 よろしくお願いいたします



 早速ですが、患者学:「患者、患者家族、医療者の暗黙知形式知とすることでお互いのコミュニケーションを向上させる」というコンセプトに対して、私なりに考えたことをお伝えしたくメールしました。


 患者、患者家族、医療者の暗黙知形式知にする方法として、「ミーティング」が有効だと考えました。このミーティングは、何かを決める目的のものではありません。

「自分自身のテーマについて、自分自身の言葉で自分の為に語る」という行為そのものが目的のミーティングです。この行為は、自己洞察を深めることができます。つまり、暗黙知言語化されることを意味します。ここで語られる内容を全て記録します。この記録を分析すれば形式知とすることが可能ではないでしょうか。


 さらにカウンセリングの手法リスニングスキルを使ってさらに暗黙知を明確化していくことが可能と考えます。暗黙知形式知にしていくことと同時並行で、ミーティングによる感情表出によるストレスの緩和、共感性とともに安心感を体験できる、「仲間」としての体験、自己の問題解決能力を向上させることに寄与できると考えます。もちろん一人一人のコミュニケーション力を向上させることになると思います。医療メディエータ-は、ミーティングのファシリテ-タ-が出来ること。カウンセリングの手法であるリスニングスキルを習得することで、患者・家族・医療者の暗黙知を把握し、形式知とするための分析技法を習得できれば、患者や家族、医師でなくても医療メディエータ-になれるのではないでしょうか。


 だとすれば、養成カリキュラムとして、医学一般・心理学・社会学統計学倫理学・法学・保健学・福祉学・コミュニケーション演習・情報処理演習・病院実習・患者会実習・臨床心理実習・カウンセリング基礎講座/実習・社会調査/演習などを基礎として、患者学理論・患者学実習を経て医療メディエータ-となるというイメージが
湧きました。


 私の浅薄な現時点での考えですが、田中さんからフィードバックを頂ければ、或いは駄目だし頂ければ、ありがたいです。