ももです


仕事に関して、メールをいただきましたので掲載させていただきます!!
ありがとうございます!!



解決方法に公式の無い難しい問題ですね。ももカフェでも採用に漕ぎ着く
妙案を色々と論議されたことと思います。


採用する側から見ますと、求人応募者に「労務提供を行い得る一定の
身体条件・能力を確認するための健康診断」を必須条件として課する事は、
適法であり、実施されています。ただし、新卒者の場合には、(職安の
指導もあって)採用内定後に、労働安全衛生法に準拠した「健康診断」を
実施することが多いように思います。中途採用者の場合には、応募時の
提出書類の一つとして健康診断書を要請しているのが普通であり、
当然、健康状態が、色々な意味合いで、採否の判定資料に使用されます。


しかし、この時によく用いられている健康診断書の標準様式(?)
(労働安全衛生規則などの規定に準拠するもので、医学的・社会的には
旧時代の遺物のようです)では、白血病を予見させるような検査項目はなく、
医師による問診に基づく「既往症」欄への記入如何に係っています。
HIV・BC肝炎などの延長で、諸々の「がん」同様、自己申告をしないと
法に抵触すると言う問題ではありません。勿論、就労禁止の特定感染症疾患
でもありません。


黙秘権?行使で無事に就労した後に、治療のための欠勤届けなどで病歴が
判明しても、既往症の申告漏れで解雇をすることは法的に困難であり(?)
白血病事由で解雇を言い渡されることは無いでしょう。


就労後の白血病患者の悩みは、纏まった日数での入院や安静治療のために
欠勤を余儀なくされる事が、まま、あることでしょう。それに、「鬱」も
ありますしね。


普通によくある「就業規則」で、この問題に関連しそうな点は、


*「私傷病事由による欠勤が(例えば5日程度)以上続く場合には、医師の
 診断書を添えて欠勤届を提出すること」・・・などがあります。
 これは、サボり欠勤防止が狙いで、真面目な白血病患者では、問題ないこと
 ですが、医師の診断書が必要になりますので、覆面患者では、この時点で
 ばれる事になりそうです。提出しないと、無断欠勤で解雇事由にされます。


*「休職」なる項目があり、疾病の要治療者には重要な就業規則です。
 私傷病による欠勤が(例えば)2週間以上になる見込みで本人が診断書を
 添えて申請した場合や、私傷病による欠勤(有給休暇も含めて)が2ヶ月を
 超える場合には、休業扱いになります。勿論、従業員としての身分は、確保
 したままです。ノーワーク・ノーペイの原則が多いのですが、健保からの
 傷病手当(休労開始日より4日目から)が、60%支給されますので、
 身分確保と医療費での健保使用共々で、魅力的です。


 休職期間は、連続して1年程度(3年などもある)が多く、休職と就労を
 断続的に繰り返す場合には、1年6ヶ月まで延長されます。
 貴重な人材であれば、会社側の恣意性で、さらに休職期間を延長される
 こともよく見聞されます。


*不幸にして、病状により復職が困難な場合でも、休職適用ですと、退職は、
 解雇ではなく自然退職扱いになりますので、退職金の面で有利な可能性が
 残されています。



先日のももカフェでは、学校卒業後の空白期間を置いての、初めての就労希望者の
論議が主体だったように、BBSを拝読しました。
そのために、上記のような就労後の問題点を、老婆心として挙げて見ましたが、
最大の関心事は、就労獲得に違いありません。この求職戦略は、決め手など無く、
各人各様でしょう。既にコメントされた方々では、医師であり、または経理・PC
能力ある方の再就職でしたが、重要な「自助努力」の点を示唆されておられます。


求人企業側では、就労空白期間の長さは、勤労意欲の欠如と見做し、就労能力に
潜在的欠陥があるものと、予見しがちです。この壁を破るには、企業の求めている
職務能力の面で、競争相手に抜きん出ることでしょう。吾が身に、売り物が必要と
思います。


DODAハローワーク求人情報・ネット就職情報などで、自己の能力に合う有望な
 職種を絞り込む。


*簿記1級(計理士とれれば言うことなし)に、情報処理能力(例えばマイクロソフ
 ト・オフイス・スペシャリスト)などを併せれば、中小企業の経理・事務に引く手
 数多で、病気欠勤あっても安心して勤められるでしょう。


TOEIC900点台まで磨けば、何とか人材派遣業の末席に潜り込めて、プロとして
の足がかりになるでしょう。


*介護サービス業にはいって、2級・1級ヘルパー・ケアマネージャ・介護士と順次に
 資格を取得して、プロとしての価値を高めるのも、病を知る者のひとつの道でしう。
etc


*専門学校を利用し、着目した職種に必要な資格を取得し、専門学校に来る求人に応
 募したり、人材派遣会社に登録して、求職空白期間を埋めて且つ企業に重宝される
 能力で就労ポストを手堅く獲得する方法が、望まれます。


*(疾病患者に)一番恵まれた職種は公務員です。各所で、欠員補充の募集をしてい
 すので、アクセスに全力を挙げるのも、悪いことではありません。



小生も、白血病診断を受けた時には、即時、会社に報告し、1ヶ月の休暇後問題なし
に職場に(中小企業)復帰しています。病気については、社内で全く問題になること
はありません。がんで長期休業している同僚も数名おりますが、会社は、温かい目で
復職の日を待っています。


以上は、全くの素人の雑感であります。正誤・適否につきましては、なんとも申しあ
げられません。若い方なら、一般職で探されるのなら、就労は割合に容易でしょう。
でも、今後の継続治療を考慮に入れると、べターな就職選択を望まれるお気持ちは
痛いほどによく分かり、つい、お役に立ちそうも無い駄文を綴ってしまいました。


就労の条件につきましては、社会保険労務士やこの分野に詳しいお方にお聞きするよ
うな機会が必要でしょうし、労務や人事畑で実務を重ねられて来られた方に、さまざ
まな企業の柔軟な対応振り・裏話を伺えれば、とても役に立つでしょう。ハローワー
クには、若き東大出身のキャリヤーが回ってきていて、先生の後輩として繋がっている
かも知れません。情報ソースに有望です。
ももの木のメンバーにも、結構お詳しい方が居られましたね。引っ張り込まれては、
いかがでしょうか。